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第515回 Ubuntu 18.04 LTSとSnapパッケージ

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今回はUbuntu 18.04 LTSでSnapパッケージを使用する上で知っておくと便利なことを紹介します。

Snapパッケージのデフォルトインストール

リリースが近づいてきているUbuntu 18.04 LTSにはさまざまな変更点があります。新規インストールの場合※1)⁠いくつかのSnapパッケージがデフォルトでインストールされるのは大きな変更点の一つです。思えば前のLTSであるUbuntu 16.04 LTSで初めてSnapパッケージを動作させるためのsnapdパッケージがデフォルトでインストールされるようになり,2年かけてここまで来ました。

※1
アップグレードの場合はSnapパッケージはインストールされません。

インストールされているパッケージ図1のとおり,コア,GNOMEアプリケーションを動かすためのランタイムに,電卓,文字,ログ,システムモニターの4つのパッケージです。

図1 新規インストール時にインストールされているSnapパッケージ一覧

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起動してみると,いずれもSnapパッケージか通常のパッケージか見分けがつかないと思います。ついに実用レベルに達したのだと感慨深いものがあります。

既知の問題点

とはいえ問題がないわけではありません。⁠文字」を起動し,ホームフォルダーを見ると謎のフォルダーが増えています図2)⁠これは#1746710としてバグ登録されています。

図2 ⁠文字」を起動するとフォルダーが増える

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ワークアラウンドとしては各種フォルダーをいっそ英語にしてしまうという手があります。端末から次のコマンドを実行してください。

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

「Don't ask me this again」にチェックを入れ,⁠Update Names」をクリックします図3)⁠あとはログアウトして再ログインします図4)⁠

図3 フォルダー名を英語に変更する

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図4 原則として英語フォルダーになるが,⁠ピクチャ」にはファイルがあるので自動的に削除されない

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リネームした各フォルダーにファイルがない場合は,重複するフォルダーは削除されます。ファイルがある場合は残りますので,英語版のフォルダーにファイルを移動して重複するフォルダーを削除するのがいいでしょう。例えば「ピクチャ」フォルダーにファイルがある場合は「Pictures」フォルダーに移動させ,⁠ピクチャ」フォルダーを削除します。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバーで,主として日本語入力関連を担当する。特定非営利活動法人OpenOffice.org日本ユーザー会。LibreOffice日本語チーム。ほか,原稿執筆も少々。

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