問題解決力とコーディング力を鍛える 英語のいろは

[表紙]問題解決力とコーディング力を鍛える 英語のいろは

A5判/192ページ

定価(本体1,980円+税)

ISBN 978-4-297-10247-0

電子版
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書籍の概要

この本の概要

「最新の技術を勉強したいけど,苦手な英語とどう向き合えばいいのかわからない」「とにかく効率的に必要な英語力だけを身につけたい」「もっと端的なクラスの命名ができるようになりたい」など,英語を勉強する際に悩んだことはないでしょうか。 本書では,英語の苦手な方でも読み始められるように,日本語と英語を比較しながら「エンジニアが本当に使える英語」を紹介します。かんたんな文法の復習をはじめ,インプット/アウトプットの方法,OSSに参加する際の英語の使い方を解説。コーディングのスキルを上げるための,文法と変数名の関連性やTDDへの応用まで扱うので,一歩踏み込んだ力も身につきます。

こんな方におすすめ

  • 英語を勉強したいエンジニア
  • 情報収集力やコーディング力を高めたい方

目次

第0章 学習をはじめる前に

0-1 英語学習につまずくのはなぜ?

  • 英語学習は難しいか?
  • 今までの学習方法からスイッチしよう
  • 楽しい状態を続ける 〜情意フィルター仮説
  • 効率の良い学習方法が人によって異なるのは なぜ?

0-2 大人になってからの英語が覚えられないわけ

  • 習うより慣れろ 〜習得-学習仮説
  • COLUMN 海外に出てみたら毎日が楽しかった話

第1章 20分で復習する基本文法

1-1 動作や存在を表す ~動詞

  • 目的語と動詞
  • 他動詞・自動詞どちらにも使える動詞
  • 日本語では自動詞だが英語では他動詞の単語
  • COLUMN 大人の英語学習には机上の勉強が必要か? ~モニター仮説

1-2 時や場所の意味を補う ~前置詞

  • どうして前置詞が必要なのか
  • 前置詞は右脳の世界

1-3 状態や程度を表す ~副詞

  • 前置詞と副詞の見分け方

1-4 よく使われる前置詞・副詞

  • 時間に関する表現
  • 動作主・手段に関する表現
  • 相手・対象に関する表現
  • その他

1-5 省略されている主語を推測する

  • 分詞の形容詞的用法
  • 動名詞の形容詞的用法
  • COLUMN SVOCに注力しすぎては英語を話せるようにならない

第2章 日本語と英語の違いを意識しよう

2-1 単語単位の違い

  • 文字数の違い
  • 単語の発音

2-2 文章単位の違い

  • 単語同士の発音
  • 単語の順序

2-3 文をまたぐ法則

  • 日本語はハイコンテキストで文脈依存度が高い言語
  • 日本語における省略と異なる英語における省略

2-4 英単語と日本語単語が表す意味の範囲の違い

  • 使われる組合わせが限定されている単語  〜コロケーション
  • COLUMN 間違っていてもどんどん突き進もう ~認識化仮説

2-5 名詞に関する法則

  • 英語では名詞を連続することは(あまり)ない

第3章 いろいろな情報をインプットする力を育てる

3-1 多読のススメ

  • COLUMN 英文の意味がわからないのはなぜ?

3-2 情報源を英語圏のものに切り替えてみる

  • 良い情報の取り方,吸収の仕方
  • 興味駆動学習を手助けするニュースサイト
  • Podcast
  • 英文技術書で学習する
  • 一般書で学習する
  • ニュース,ドラマを字幕付きで見る

第4章 英語でアウトプットしてみよう

4-1 書くそれとも話す?

  • ライティングは DSL のようなもの
  • 人と話す
  • COLUMN 読み書きはできるが話せない ~各スキルは相互に関係している

4-2 アウトプットを実践してみよう

  • シャドーイングやディクテーションを行う
  • アクセントに気をつける
  • ブログを書いてみる
  • Twitter でつぶやいてみる

4-3 開発でよく使う英単語・表現

  • プログラミング用語
  • セキュリティ
  • キュー
  • データベース,データ分析
  • UI,デザイン
  • その他共通してよく登場する言葉
  • COLUMN イギリス英語のご紹介

第5章 OSSに参加しよう

5-1 開発時の課題に直面したら?

  • 英語で検索する
  • ライブラリのエラーに対処する
  • COLUMN エラーメッセージはドメイン固有言語のようなもの
  • GitHub 上で不具合を報告する

5-2 Gitのコミットメッセージの書き方

  • コミットメッセージのルール
  • 構成
  • タイトル
  • 本文
  • COLUMN コミットメッセージによく使う動詞

5-3 コードレビューの仕方

  • オーサーとして
  • レビュアーとして
  • COLUMN 自分が作ったツールを宣伝する

第6章 コーディングマナーとしての英語

6-1 レビュアーに読みやすいコードを書く

  • コードは英語のネイティブスピーカーにとってどのように見えるのか?
  • 読めないコード

6-2 動詞の態に関するコモンミステイク

  • 時制に惑わされない動詞の活用形の求め方
  • 主語に惑わされない動詞の活用形の求め方
  • 誰が主語なの? ~SRP から動作の主体を探す

6-3 命名における日本語由来のコモンミステイク

  • 日本語と英語の意味の範囲の違いを確認する
  • 複数語からなる単語を1語で呼ぶのはやめよう
  • 逆の動作をun-動詞で表す
  • 省略してはいけない単語を省略しない

6-4 前置詞に関するコモンミステイク

  • 前置詞の後は-ing 形

6-5 意味が曖昧だから避けたほうがよい単語

6-6 コード中での名詞の扱い方

  • 動詞か名詞か?
  • 名詞の連続をして良い場合,良くない場合
  • 単数形か複数形か?

第7章 コーディングスキルアップのための英語

7-1 振る舞いを抽象化するときは形容詞を使う

  • 抽象化する動詞の動作主には-erと-or,受け手には-able

7-2 具体には名詞を使う(クラスによる継承)

  • 具体と振る舞いどちらを選べばよいのか?
  • 誰が抽象メソッドを持つべきか?

7-3 メッセージングに名前を付ける

7-4 英語的な感覚をTDDに応用する

  • 最初の例
  • 主な改善点
  • 日常会話のような表現
  • さらなる改善
  • スペックの準備が多い場合
  • TDD のまとめ

付録 効率良く勉強するために便利なツール

著者プロフィール

鈴木達矢(すずきたつや)

サーバーサイドデベロッパー兼,モバイルアプリデベロッパー。
英国のスタートアップ企業で働いた後,帰国。その後,数年ぶりに渡欧。現在は英語環境で英語の語学研修アプリの作成に携わっている。
趣味やアクティビティは,音楽全般(特に黒人のハウスミュージック,フォークソング)やファインアート・メディアアートの鑑賞・作成,時事問題・社会心理について考えること。
ホームページ:https://www.linkedin.com/in/suzukitatsuya/