知りたい!サイエンスシリーズベンゼン環の化学
―身近な化学からノーベル賞まで

[表紙]ベンゼン環の化学 ―身近な化学からノーベル賞まで

四六判/192ページ

定価(本体1,580円+税)

ISBN 978-4-297-10444-3

電子版

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書籍の概要

この本の概要

ベンゼン環は今なお化学者の注目を集める魅力的な特性をもっています。
化学の基礎からスタートしてベンゼン環の特異な結合と構造,量子化学までわかりやすく解説します。
ベンゼン環を含む多様な化合物やそれにかかわるノーベル賞を仕組みとともに紹介します。
「なぜそうなるのか?」から丁寧に説明していくので暗記の必要がない新しい化学の読み物です。

こんな方におすすめ

  • ニュースなどでベンゼンについて興味を持った方
  • 高校化学で学んだ芳香族や有機化学についてもっと知りたい方

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目次

第1章 ベンゼンの特徴

  • ベンゼンの性質と特徴
  • ベンゼン誘導体
  • ベンゼンの存在と製法
  • ベンゼンの有用性
  • ベンゼンの毒性

第2章 ベンゼン環の構造

  • 有機分子と有機化合物
  • 原子構造
  • 原子の電子構造
  • 原子軌道
  • 混成軌道
  • 化学結合と分子構造
  • ベンゼンの構造
  • 分子のエネルギーと量子化学
  • 分子軌道法

第3章 ベンゼンの安定性

  • ベンゼンの分子軌道
  • ベンゼンと芳香族性
  • 芳香族化合物
  • ベンゼンと紫外可視吸光スペクトル
  • 分子の発光と発色
  • その他のスペクトルとベンゼン

第4章 ベンゼンの反応

  • ベンゼン環の反応性
  • 芳香族置換反応
  • 反応の配向性
  • ベンザインの反応
  • 置換基の反応
  • カップリング合成

第5章 ベンゼン環を含む小分子

  • ベンゼン環を連結した分子
  • 医薬品
  • 毒物
  • 爆薬
  • 色素

第6章 ベンゼン環を含む高分子

  • 天然巨大分子とベンゼン環
  • 低分子と高分子
  • ポリスチレンの性質と用途
  • 工業用プラスチック(エンプラ)
  • フェノール樹脂

第7章 ベンゼン環からなる新素材

  • ダイヤモンドとグラファイト
  • グラフェン
  • 炭素繊維
  • カーボンナノチューブ
  • フラーレン

第8章 ベンゼン環化学のこれから

  • 導電性高分子
  • 有機太陽電池
  • 有機EL
  • 有機超伝導体
  • 一分子機械

著者プロフィール

齋藤勝裕(さいとうかつひろ)

1945年新潟県生まれ。東北大学理学部卒。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋工業大学大学院工学研究科教授を経て,現在は名古屋工業大学名誉教授。理学博士。