ポケット介護シリーズ【ポケット介護】引ける!わかる! 高齢者の急変時対応
―いざというとき、あわてず素早く対応できる

[表紙]【ポケット介護】引ける!わかる! 高齢者の急変時対応 ―いざというとき,あわてず素早く対応できる

新書判/240ページ

定価(本体1,580円+税)

ISBN 978-4-297-10570-9

電子版

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書籍の概要

この本の概要

在宅や施設での介護の現場では,高齢家族や利用者の容態が急変することがあります。のどに食べ物を詰まらせたり,ろれつがまわらなくなったり,歩き方がおかしくなったり……。救急車を呼ぶ急変から,そこまでではないけど気になる状況まで,「介護者はどうすればよいのか」を具体的な手順でまとめました。
医師や看護師など医療職につなぐ際に,「伝えるべき情報」や「見ておくべきこと」もリストアップ。医療と介護の連携に役立つ実践的な内容です。
ひと目でわかる対応手順と豊富な写真・イラスト。災害時の急変や,終末期・みとりの急変対応についても解説。遠矢先生からの一言アドバイスもあります。

こんな方におすすめ

  • 介護の現場で働いている人
  • 家族を介護している人
  • ケアマネジャー/介護福祉士/社会福祉士を目指す人

著者の一言

本書は,介護に携わる方向けの医療マニュアルとして執筆しました。
熱発,転倒,誤嚥やせん妄など,要介護高齢者に起こりやすい急な体調の変化を中心に,いざというときに迅速かつ的確に対応できるように,医師と介護士が一緒に制作しました。「そのときどこを見るべきか,なにをどのように伝えるべきか」医療と介護の連携に必要な医療用語をわかりやすく解説しつつ,現場で使いやすいサイズと見やすさにこだわりました。
老化や病気を抱えながらの生活から看取りまで,その人らしさを懸命に支える介護職や家族の方々にとってお役に立てれば幸いです。

目次

緊急時にする手順

クイックリファレンス

第1章 救命処置

緊急事態に直面したとき:緊急

  • 呼吸をしていない
  • 意識がない

急変時の処置や対応:手技

  • 気道の確保
  • 心肺蘇生
  • AEDを使う

基本の手技や対応:手技

  • 119番通報・救急受診のしかた
  • 運びかた
  • 応援の呼びかた
  • からだの冷やしかた
  • 急変時の体位
  • バイタルサインの取りかた・見かた
  • 呼びかけかた

第2章 ファーストエイド

急を要する非常事態:緊急

  • のどに食べ物を詰まらせた
  • 血を吐いた
  • けいれんしている
  • ろれつが回らない

ようすがおかしい:観察

  • 歩きかたが変だ,歩けない
  • 行動・ようすが変だ
  • ぼんやりしている
  • 血圧が高い(低い)
  • せき・たんがひどい
  • 下血した
  • 便秘
  • 下痢
  • 血尿
  • 尿が出ない
  • 熱が出た
  • ぐったりしている
  • からだがふるえる(振戦)
  • けがをした
  • 倒れてからだを強く打った
  • やけどした
  • 皮膚が赤い,腫れ・ブツブツ,むくみがある
  • 薬をまちがえて飲んだ

不調をうったえる:主訴

  • 息が苦しい
  • 胸が痛い
  • 腹痛
  • 食欲がない
  • 頭痛
  • めまいがする
  • 眠れない

第3章 みとりと急変

  • 延命を望まない人の急変対応
  • 急変に備えておくこと
  • 最期をむかえる人の状態と変化
  • 終末期に行われる医療と介護ケア
  • 終末期の変化と対応のQ&A

コラム

  • 急変に備えて準備しておくもの❶
  • 急変に備えて準備しておくもの❷
  • 急変時の連絡先
  • 急変時の対応を学ぶ
  • からだの名称
  • 用語解説
  • 災害時の急変に備える

著者プロフィール

遠矢純一郎(とおやじゅんいちろう)

桜新町アーバンクリニック院長。「地域に密着した家庭医=ファミリードクター」を目指し,世田谷区桜新町にて在宅医療を中心に,外来・訪問看護・デイサービスを通じて,専門性の高いチーム医療を行っている。患者さんには「共に病気に対して向き合い,病気克服のために努力していく仲間」という気持ちで納得いくまでの話し合いと協力を行っている。