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第65回 Codecademy,Google(Freddie Mercury Google Logo),Hulu

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いつでもどこでも,見たい動画を好きなだけ

「Hulu」 - ハリウッドの人気映画やテレビ番組がお手軽に見放題

2011年9月1日から日本でサービスを開始した,アメリカのビデオオンデマンドサービス,⁠Hulu(フールー⁠⁠」のウェブサイトです。

図7 初の海外展開として,日本でサービスを開始した「Hulu」

図7 初の海外展開として,日本でサービスを開始した「Hulu」

「Hulu」は,月額1,480円を支払えば,用意されている海外ドラマや映画などのコンテンツが見放題となるサービスです。アメリカの大手テレビネットワークや映画会社によって共同設立されており,人気ドラマやハリウッド映画などの優良コンテンツが素早く提供されるため,アメリカでは,すでに有料会員数が100万人を突破する人気サービスとなっています。

図8 有名な映画や人気ドラマなど,多くの作品があるのも魅力の一つ

図8 有名な映画や人気ドラマなど,多くの作品があるのも魅力の一つ

「Hulu」では,ユーザーアカウントがさまざまなデバイス間で共有されるため,テレビ以外の対応機器(PCや家庭用ゲーム機,iPhoneやiPad,Android搭載のスマートフォンやタブレットなど)を縦断しながらコンテンツを視聴できます。

無料プラン(広告を表示するかわりに無料で動画が視聴できる)が提供されないなど,アメリカと異なった点もありますが,今まで日本にはなかったタイプの動画サービスとして注目を集めそうです。現在,ユーザーアカウントを作成(メールアドレスとクレジットカードが必要)すれば,1か月の無料利用が可能なキャンペーンも実施されています。

サービスに求められる,ユーザーの利便性

日本でも「Hulu」のサービス開始以前から,多数の有料動画配信サービスが始まっています。しかし,⁠限定された対応機器上でしか視聴できない」ことや,コンテンツ購入時に「デバイスごとに課金される」など,ユーザーが求める機能を実現したサービスではなかった気がします。

筆者もDVDを見るために店舗型のレンタルサービスを利用しますが,不満な点(サービス利用時に必ず店舗へ行く必要があること,見たい作品の貸し出し状況が店舗でしか確認できないなど)があります。こうした不満のいくつかは,既存のオンラインレンタルサービスで解消可能ですが,それでも家のテレビの前以外の場所で,DVDを持ち歩くことなく,作品を楽しむことは困難です。

店舗に行かなくても良い,見たい作品は必ず借りられる,DVDを持ち歩かずに済む…既存のレンタルサービスで筆者が感じる不満は,この「Hulu」にはありません。さらに,インターネットに接続された環境であれば,好きなデバイスでいつでも動画を楽しめるという機能は,ユーザーの動画視聴スタイルを根本から変えるほどのインパクトを持っていると感じます。

現在,⁠Hulu」がアメリカ国内で「Netflix(ネットフリックス:アメリカのオンラインDVDレンタルサービス最大手⁠⁠」と生存競争を展開していることを考えると,これから日本でも,既存のレンタルサービスと「Hulu」が激戦を繰り広げる可能性を否定できません。

日本語の字幕・吹き替えの不備や日本独自のコンテンツがないなど,まだまだ完璧とは言えない「Hulu」ですが,ユーザーの利便性を最優先に考えられたサービスの提供が,どれだけ多くのユーザーを獲得できるのか注目したいと思います。

というわけで,今回も最後まで読んでいただき,ありがとうございました。それでは次回をおたのしみに。

著者プロフィール

Lançamento(ランサメント)

国内外のウェブサイトを日々紹介する Blog『Lançamento』を運営する,自称“フリーランスという名の無職”。目指すは“エクスペリエンスデザイナー”(O'REILLY『Web情報アーキテクチャ』11ページ参照)。2008年の“ジェフの奇跡的な残留”を目の前で見たサッカー好き。