一般記事

新人プログラマよ,困ったときはこう聞け!~エンジニア特化型Q&Aサイト「teratail」のトップランカーたちが語る,確実な力を付けるための“質問力”

この記事を読むのに必要な時間:およそ 5.5 分

エンジニアにとって最も重要な力の1つとなるのが,⁠課題解決能力」です。コードを書くよりもバグの原因調査などのほうに多く時間を費やしてしまうというのも,時折耳に挟む話です。そんな課題にぶつかったとき,あなたはどのように対処していますか? Webで情報を検索したり,あるいはまわりにすぐ聞ける先輩エンジニアなどがいれば,質問を投げかけたりするでしょう。

しかし,もしWeb上に情報が出ていないニッチな課題や,まだ十分に情報が出回っていない最新の技術に関する課題だったらどうしますか? さらに周囲にも聞けそうな人がいなかったり,そもそもどのようなキーワードで検索したらよいかもわからなかったり,どうにも解決の糸口が見えない……そんな状況になったときどのように対処しますか?

そういった,どうしても解決できない課題に直面したときに頼れる存在が,エンジニア特化型Q&Aサイトteratail(テラテイル,図1)⁠です。サービス開始から1年半で,会員数は3万6千人を突破し,これまでに投稿された質問数は3万件以上。現在の回答率は約93%,平均回答スピードは90分前後となっているので,質問を投稿してちょっとコーヒーでも飲んで一息ついている間に回答が返ってくるという,かなり活発に盛り上がっているサービスです。

図1 teratail(テラテイル)トップページ

図1 teratail(テラテイル)トップページ

トップランカープロフィール

argius

https://teratail.com/users/argius

エンジニア歴15年以上,現時点でteratailランキング総合3位のベテランエンジニア。教えることで社会貢献したいという思いからteratailに心血を注ぐ。

ryunix

https://teratail.com/users/ryunix

若手ながらteratailの黎明期から参加しているトップランカー。社内の閉じた環境でなく,オープンな環境で腕試しをしてみたいとの思いからteratailに傾注する。

ShoheiTai

https://teratail.com/users/ShoheiTai

子供のころからシステムエンジニアが夢だったという若手のエンジニア。teratailユーザ会「集まっtail」にも積極的に参加し,毎回LTを行うなど,リアルの場での情報発信力も強い。

インタビュアープロフィール

SoftwareDesign 池本公平編集長

2012年よりSoftwareDesign誌編集長に就任。⁠さくらインターネットを基準にデータセンターの未来を考える』⁠⁠ポインタ再入門』⁠⁠なぜ関数型プログラミングは難しいのか』など,読者の思いを 形にする特集を企画。未曾有のIT雑誌不況をサバイブするために日夜奮闘中。

レバレジーズ 武藤大佑氏

teratailのディレクター/UXデザイナー。サービス全体の設計を担当している。

レバレジーズ 木下雄策氏

teratailのDevRel/広報担当。teratailユーザ会「集まっtail」を始め,さまざまなエンジニア向け勉強会を企画・開催している。

課題解決のスペシャリスト「teratail」トップランカーによる座談会を開催!

盛り上がりを見せるteratailの中にも,過去1000件近い回答を投稿していたり,月100件以上の質問に回答していたり,あるいは1つだけでなく複数の技術についてランキング上位に君臨していたりといった,いわゆるトップランカーたちがいます。

今回は,そのteratailのトップランカーの方々に集まっていただき,座談会を開催しました。いったい彼らはどのような人物で,どのようにして現在のようなさまざまな課題を解決できるスキルを身に付けたのでしょうか? また,teratailに投稿される質問をどのように捉え,どのように解決していっているのでしょうか?

新人エンジニアはこれからの業務の中で,さまざまな困難な課題に直面するでしょう。そんなとき,どう立ち向かっていき,どう乗り越えていくのか? 彼らの話から,ぜひレベルアップしていくためのヒントを学びとってください。

トップランカーってどんな人たち? 仕事や環境に迫る

編集部:今日はお忙しい中を集まっていただき,ありがとうございます。まずは自己紹介を兼ねて,トップランカーの皆さんの日常についてお聞きしたいと思います。普段はどのようなことをされているのでしょうか。

argius:初めまして。argiusと申します。普段は個人事業者としてプログラミングなどをしています。得意分野はJavaなどサーバサイドで,Javaの基本機能を調べて試してみたりといったことを趣味的にやっています。あとは広く浅くゲームも好きで,それがプログラミングを始めたきっかけの1つでもありますね。

ryunix:ryunixと申します。今日はよろしくお願いします。普段は,Javaなどで企業向けのWebシステム構築をするような仕事をしています。今はお客様の社内で使う業務系システムをC#で構築する案件に取りかかっています。プログラミングは趣味でもあり,いろいろ勉強しています。

ShoheiTai:初めまして。ShoheiTaiといいます。幼いころからシステムエンジニアになりたいと思っていまして,最初の会社ではシステムエンジニアとして業務システムなどをやっていました。でも,Webの進化の速さ,HTMLの表現力の高さに興味を持って,Web系の会社に転職しました。そこで代表の方と新しい会社を3月から始めています。言語はもともとJavaを勉強していましたが,社会人になってからはPHP,JavaScript,HTMLなどをやっていてフロント指向です。基本はPHP,趣味でHTML,JavaScriptをゴリゴリ書いているって感じです。

編集部:皆さんのプログラミングのルーツに迫ってみたいと思います。初めて使ったコンピュータは何でしたか?

写真1 argius氏

写真1 argius氏

argius:初めては相当昔です(笑)⁠BASIC時代のMSXやPC8801で,日本のPCの黎明期ですね。あとはゲームを作ったりとか。最初はBASICをいじっていましたが,ゲームを本格的に作ろうというときにはマシン語もいじってました。その後ブランクを経て,再び戻ったときはWindows 3.1,MS-DOSという時代でした。

編集部:90年台初頭ぐらいですね,懐かしい。では,ryunixさんはどうですか?

ryunix:初めてのPCは10年ほど前,Windows XPでした。最近は,知り合いにFreeBSDを勧められて使ってみてけっこう好きだったので,その流れで2013年ごろにMacを買って触り始めました。それまではずっと基本Windowsでしたね。

編集部:FreeBSDを勧める知り合いって,すごいですね(笑)⁠ShoheiTaiさんはいかがです?

ShoheiTai:小学校3年生とかなので,15年以上前ですね。初めてのPCはWindows 98,MS-DOSでした。ゲームのことを調べたり,単純に自分の遊びのことや趣味のことを調べたりしていて,当時はダイアルアップでつなげていたので,電話代が高くなって怒られましたね(笑)⁠ネットをつないでる間は電話ができなかったですし。

編集部:ませた小学生(笑)⁠デジタルネイティブ世代ですね。

ShoheiTai:そうですね(笑)⁠小学校の調べ学習とかもネットで全部調べて,プリントして持っていくみたいな感じでした。

図2 困ったときにすぐに回答を得られるスピード感

図2 困ったときにすぐに回答を得られるスピード感

図3 アクセス数と会員数の推移

図3 アクセス数と会員数の推移

バックナンバー

プログラミング

  • 新人プログラマよ,困ったときはこう聞け!~エンジニア特化型Q&Aサイト「teratail」のトップランカーたちが語る,確実な力を付けるための“質問力”

コメント

コメントの記入