きたみりゅうじの聞かせて珍プレー

File.#009 絶叫!ズバババーン(連載第9回)

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十数年前のことですが,当時在籍した会社で開発したシステムを使用しての講習会の席でのことでした。

会場は200名の階段式会議室,2台のMacでそれぞれ200インチのスクリーンにプロジェクタで映して,お客様が講師,私ともう一人がPCオペレータとして参加しました。電源が演壇の壁にしかなく,そこから延長コードで一番前の席まで引っ張り,Macの電源をとっていたのですが……。

壁のコンセントが微妙にユルかった様で,講習中にいきなりポロリと抜け落ちました! 悪いことに使用Macのうち一台はデスクトップ。即座に画面が真っ暗に。

「ああああぁぁぁっっっっ!」

私の隣のもう一人のオペレータが会場中に響き渡る声で絶叫いたしました。

(後で,会場の一番後ろで見ていた我々の社長に聞いたところ「叫び声でこっちの寿命が縮んだ」と苦笑してました)

内心では,ちょっと待て,会場の人は画面が消えただけくらいにしか思ってないのになんて声出すんだバカモノ! と思いつつ私は「失礼します!」と言ってガムテープを持って演壇に走りました。コンセントを挿しなおし,ガムテで止めて席に戻り,Macを起動しなおしました。まだ絶叫君は固まったままです(苦笑)⁠

起動を待つ間やっと復活した絶叫君は「大丈夫かなぁ,起動するかなぁ,Macってこういうのに弱いんだよなあ」とオロオロしながらいらんことを口走っています。いっそ固まったままでいてくれりゃ良いのに(怒)⁠

幸い無事に起動し,先ほどまでのデータも生きています。ほっと胸をなでおろし,講師の方に「お騒がせしました,大丈夫です」と伝え,再開していただきました。いや,騒いだのは横のコイツだけなんだけど。

と,再開してホッとしたとたんに,私の方はガクガクと手が震えだしまして。絶叫君はというと叫んで開放したらしくケロっとしています(笑)⁠その後の5分くらいのOPを絶叫君に任せて私もやっと落ち着きました。

違うタイプの2人でオペレートしてて本当に良かったと思いました…。

1010(男/38歳/プログラマ・SE)

わはははははは。結果的には,ナイスタッグでうまくおさまってるあたりがなんとも微笑ましいエピソード。笑えて,なおかつピシリと締まる。いいですね~。

とはいえ,いきなり横で絶叫されちゃあ,そりゃ精神的にもくるよなぁ…とも思ったり。

そう考えてみると,投稿者さんが「ガクガク震え出す」はめになったのって…いやいや,うまくまとまってる話なんだから,それは言いっこなしですかね。げふんげふん。

※この連載は,きたみりゅうじの聞かせて珍プレーのバックナンバーから ,きたみさんセレクトによる傑作選をお届けしています。

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著者プロフィール

きたみりゅうじ

もとは企業用システムの設計・開発,おまけに営業をなりわいとするなんでもありなプログラマ。本業のかたわらWeb上で連載していた4コマまんがをきっかけとして書籍のイラストや執筆を手がけることとなり,現在はフリーのライター&イラストレーターとして活動中。

URLhttp://www.kitajirushi.jp/

Twitterhttp://twitter.com/kitajirushi

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