エンジニアのためのイベント映像活用方法

第8回 Compressor 4を使ったコンバートとVimeoへのアップロード

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チャンネルの拡張設定

これで当初の目的である「各発表の動画をイベントのチャンネルにまとめる」ことは完了していますが,もう少しだけ設定をしておきましょう。

「Videos→My Channels」とメニューを遷移し,先ほど作成したチャンネルのサムネイルをクリックすると,該当のチャンネルへ移動します。

この状態で「Settings」のボタンをクリックすると,設定画面が出てきます。

Vimeo チャンネル設定

画像

先ほどの「Channel Title」「Channel Description」以外に「Tags」⁠Shortcut URL」⁠Categories」が出てきます。

「Tags」には,イベントの公式タグ,このチャンネルに含まれる発表のタグなどをカンマ区切りで適宜入れています。

「Shortcut URL」は,チャンネルのURLを変更できる機能です。チャンネルの作成時には数字(おそらくチャンネルID)のURLが設定されています。

これを独自URLに変更できます。

上記の画面キャプチャでは,⁠Shortcut URL」のフォーム部分の文字が重なってしまいますが,これはChromeブラウザでアクセスした場合に起きる現象です。入力内容は正しく登録されます。

なお,独自URLに変更した後もオリジナルの数字のURLでアクセスは可能ですので,やはり数字はチェンネルIDで,独自URLはエイリアス名をつけているという形の実装だと思います。

「Caterogies」は,このチャンネルのカテゴリを設定します。私は「HD」⁠Web Series」⁠Science & Tech」などにチェックを入れるようにしています。

その他の設定

ここまででVimeoでの作業は終了です。

この他に,自分のアカウント設定でTwitterやFacebookと連携をしておくと「ビデオをアップした」⁠チャンネルを作成した」などのイベント発生時に自動で情報発信してくれる機能などがあります。

ただ,この連携は,テストでチャンネルを作成した場合にもツイートされてしまうので気をつけてください。私はこの連載用にいろいろ触っていた内容が自動ツイートされてしまいました(笑)

また,Dropboxとのコネクト設定をしておくと,特定のフォルダへ置いた動画ファイルを自動的にVimeoへアップロードする機能を使えます。動画ファイルが沢山ある場合には,Webブラウザからのアップロードよりも手間がかからず良いかもしれませんね。

イベントページからのリンク

さぁ,もう少しで「イベント後の作業」は終了です。

最後にイベントのページから各ビデオにリンクを張ったり,ビデオを埋め込み(エンベッド)しましょう。

LL Decadeのようにイベント映像のページにまとめたり,札幌Ruby会議2012のように,各発表の詳細ページ(例:Herokuの発表に埋め込む方法があります。

埋め込むためのコードは,各ビデオの右上にある「SHARE」ボタンをクリックすれば,エンベッド用のコードが出てきますので,コピー&ペ―ストするだけです。

このリンクを張っておく・映像を埋め込んでおくという作業が,いわゆるロングテール的な効果を発揮します。

まとめ

今回の記事では,前回作成したビデオからアップロード用に圧縮する方法をCompressor 4を例にして解説しました。適切なフォーマットへ変換して,ファイルサイズの縮小などを行ないましょう。

また,ビデオのアップロード先としてVimeoの解説を行いました。チャンネルの機能を利用して,グループ化して,特定イベントのビデオを見つけやすくしておきましょう。

動画共有サイトへアップしたら,イベントのタイムテーブルなどからビデオ映像へリンクを張り,後からイベントを知った人や検索で辿り着いた人に対しての導線を確保しておきましょう。

おわりに

本連載は今回で最後になります。Ustreamの基本的な操作から始まり,イベントの配信設計,ビデオ編集,有料アカウントでのビデオ共有などの解説となったため,回を重ねるにしたがって興味を持っていただける方がどんどん減っていくのではないかと,実は心配でした。

しかし,⁠エンジニアはアウトプットが重要」という言葉もありますので,⁠ニッチな話題かつ若干エンジニアリングとは方向性が違う話題ではありましたが)私も「アウトプットする」ことを目的に書き続けてみました。

ということで,無理矢理「エンジニアのための」的な話をしつつ,本連載を終わりたいと思います。最後までおつきあいいただいた皆さま,本当にありがとうございました。

なお,今年(2013年)は,5月末くらいから,ほぼ毎月大きめのイベントに参加しつつ,配信や撮影をしていく予定です。エンジニア系のイベント会場でそれっぽい作業をしている人がいたら,それは私かもしれません(笑)

それでは!

著者プロフィール

鈴木則夫(すずきのりお)

株式会社クロコス所属ではあるものの,本連載と業務とは特に関係がない。

個人的な興味として,勉強会やカンファレンスのUstream配信を行なってきており,ときおり「KaigiFreaks(配信班)」の名の元に活動している。

「suzuki」というアカウントを取得するのが好き。

Web日記:http://suzuki.tdiary.net/
Twitter:@suzuki
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