さまざまなビジネスに拡がるRubyの活用事例から大賞が決定!『Ruby biz Grand prix 2018』

[1]Ruby biz Grand prix 2018の概要

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Rubyを活用し,新たなサービスの創出やビジネスを展開している個人や企業,団体を表彰する「Ruby biz Grand prix 2018」が12月13日(木)に開催されます。2回連載の第1回目となる本記事では,表彰式に先駆けて,その見所を紹介します。

商業面でも活用が進むRuby

Rubyは,まつもとゆきひろ氏が開発したオブジェクト指向スクリプト言語です。ストレスなくプログラミングが楽しめることを重視して言語仕様が策定されており,1995年に公開されて以来,世界中の開発者から多くの支持を集めています。

誕生から四半世紀近く経つRubyですが,その人気の土台となっているのが,コミュニティを含むエコシステムです。そこから新たなツールが生まれ,それを活用したアイデアやサービスが生み出されています。最初はまつもとゆきひろ氏1人で開発が進められて趣味に近い使われ方をしてきたRubyですが,今では多くの個人や企業がビジネス領域でRubyを使うようになってきました。

意外と知られていないことかもしれませんが,Rubyは大手企業のサービスでも幅広く活用されています。日本最大の料理レシピサービスを手がける「クックパッド」や,口コミのグルメサイトを提供する「食べログ」⁠無料のニュースアプリを提供している「Gunosy」などが,自社のサービスを開発するためにRuby on Railsを採用しています。もちろん,こうした事例は日本国内に限ったことではありません。海外でも民泊サービスを提供している「Airbnb」や,クラウドファンディングの火付け役でもある「Kickstarter」⁠ソースコード共有サイトを提供する「GitHub」などでも,同様にRuby on Railsで開発が行われています。また近年は,デバイス制御,大量のデータ処理,インフラ構築などの技術領域でも幅広くRubyが使われています。

Rubyで新たな世界を創造する企業や個人が対象のグランプリ

2015年の開催から今年で4回目となる「Ruby biz Grand prix」⁠プログラミング言語「Ruby」を使った商品やサービス,ビジネスを展開している個人や企業,団体を表彰する目的で開催されており,今回は過去最高の40のプロジェクトがエントリーしています。

Ruby開発者のまつもとゆきひろ氏が委員長を務める審査委員会が選考し,大賞(副賞100万円)⁠特別賞(副賞30万円)を決定します。

審査委員長 まつもとゆきひろ氏

審査委員長 まつもとゆきひろ氏

まつもとゆきひろ氏は「Rubyやそれをとりまくテクノロジーがもたらす,プログラマが楽しいと思える開発が,生産性の高さやビジネスの柔軟性につながり,ひいてはビジネス上の競争力につながっているという事実は,まだまだ Rubyコミュニティの外には知られていません。Ruby bizグランプリを通じて,この「パワー」が広く知られ,IT産業全体の振興につながることを期待します」とコメントし,⁠Ruby biz Grand prix 2018」への期待を寄せています。

審査委員会には,⁠株)オープンソース活用研究所 代表取締役所長である寺田雄一氏,Rubyアソシエーション評議員 楽天⁠株⁠執行役員 森正弥氏,日経BP社 技術メディア局 局長補佐の中村建助氏,Rubyアソシエーション理事 クックパッド⁠株⁠の笹田耕一氏が務めます。

応募の中から書類審査で5点程度を選考し,12月13日(木)に都内で表彰式が行われます。今年はどんな作品が選ばれるのか,ぜひ注目してください。

第2回では,過去に受賞した企業のコメントを紹介します。ご期待ください。

明日の世界をRubyで変革する多数の事例が今年も集結!

Ruby biz Grand prix 2018にエントリーしたすべての企業を一挙にご紹介します。

actuarise株式会社

残業を減らすグループウェア「チームToDo」
生産性を数値化するツールで企業の働き方改革をサポート

「チームToDo」は,生産性を可視化する機能で労働時間の削減をサポートする働き方改革に欠かせないビジネスツールです。ダイエットに体重計を使うのと同様に,働き方にも現状把握が必要で,それには生産性の数値化が有効です。チームToDoは,生産性を「成果÷時間」で算出します。生産性の数値目標を掲げることで成果に見合った時間の使い方を社員に意識させ,働き方改革を成功に導きます。

ACALL株式会社

来客対応RPAサービス「ACALL」
独自開発OMOTENASHIエンジンがホストとゲスト,商談場所を心地よくつなげて,めぐらせる

オフィスの来客プロセスを効率化・自動化するクラウドサービスです。来訪のアポイント,会議室予約,来訪時受付,社員呼び出し,会議のファシリテーション,退館時刻管理など,来客・商談に関する一連のプロセスの効率化を推進。各種チャットサービスやカレンダーサービスとも連動。その他,自動ドアやセキュリティゲートとの連動,内線電話との接続など多様なオプションでさまざまな来客受付業務のニーズに応えます。

株式会社アジャイルウェア

Lychee Redmine
プロジェクト管理の決定版。現場の担当者もマネージャも見える化でみんな快適

Lychee RedmineはOSSのプロジェクト管理ツールであるRedmineの拡張プラグインです。プロジェクトのメンバーがリアルタイムに情報共有できるWebベースの課題管理ツールで,優れたチケット管理システムを持っています。現場担当者レベルで使える課題管理と,マネージャ層が使うプロジェクト管理機能が一緒に使えるツールです。ユーザーにとって使いやすいUI/UXを常に考慮し,ガントチャートやかんばんなど,直感的に操作できる利便性が好評です。さまざまなお客様からのご要望にお応えして継続的に機能追加を続け,さらなる顧客満足を目指します。

株式会社アピリッツ

行動トラッキング型プッシュ通知ASP「PushTracker」
多様なユーザー属性と行動トラッキングで,最適なプッシュ通知をサポート

PushTrackerは,多数のユーザー属性を用いたセグメント配信と,通知後の行動トラッキングにより,最適なプッシュ通知を実現するASPです。スマートフォンアプリだけでなくWebブラウザにも通知できるので,アプリを持たれていない企業様でも簡単に導入できます。さらに,ユーザー行動に合わせて通知できる「イベント通知」により,離脱ユーザーを呼び戻すことはもちろん,能動的なユーザーをよりアクティブにすることもできます。

SCSK九州株式会社

IoTアプリ開発フレームワーク Plato(プラトン)
“賢者のIoT開発”技術よりアイデアが先,すぐに始めるIoT開発

IoTアプリケーションの開発には,ハードウェア,ネットワーク,クラウドなどさまざまな技術に関する知識が求められます。IoTアプリケーションフレームワークPlatoは,これらの知識を必要とすることなく,GUI上で簡単な問いに答えていくだけでIoTアプリケーションを自動生成します。

株式会社オクト

&ANDPAD
明日から使えるカンタン施工管理アプリ

「&ANDPAD」は,建設・建築現場のプロジェクト管理サービスです。おもに新築やリフォーム,商業施設などの建築現場でスマートフォンアプリを中心にご利用いただいています。2018年7月現在,1,000社以上の企業様にご導入いただき,シェアNo.1の施工管理アプリとなっています。ご利用者様からは「今まで常態化していた工期遅れがほぼなくなり,現在は予定どおりに完工している(東京都R社現場担当)⁠チャット機能で職人さんとのコミュニケーションが容易になり,現場の同時稼働件数が増えても施工の品質が落ちず,施主さんとのトラブルも減っている(神奈川県R社現場担当)⁠といったお声をいただいています。

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