レポート

Java“次の20年”への萌芽 ―「Java Day Tokyo 2016」開催

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「日本のJavaエンジニア」の活躍

キーノート後半はバラエティに富んだ事例紹介となりました。

最初は損保ジャパン日本興亜⁠株⁠の浦川伸一氏による同社のJavaによる基幹システム再構築プロジェクトの紹介です。売上高3兆5千億円,従業員7万6千人が利用するメインフレーム+COBOLによるシステムを,Java EEベースのシステムに完全移行中とのこと。

損保ジャパン日本興亜のシステムを紹介する浦川伸一氏

損保ジャパン日本興亜のシステムを紹介する浦川伸一氏

続いて,Oracle,JavaエバンジェリストのStephen Chin氏とSebastian Daschner氏が,この4月から1ヵ月間,愛車のDucatiに乗って日本全国のJavaコミュニティを訪れた模様を動画とスライドで紹介します。

Stephen Chin氏(左)とSebastian Daschner氏

Stephen Chin氏(左)とSebastian Daschner氏

Stephen Chin氏から紹介を受け,日本Javaユーザーグループ(JJUG)会長の鈴木雄介氏が日本のJavaユーザコミュニティの活動について語ります。JJUGの会員数は現在4,920人,月1回のナイトセミナーと年2回のカンファレンス,地域JUGでの勉強会など活発な活動が続いています。

「JJUGの年2回のコミュニティイベントはこのJavaDayよりも大規模です」と語る鈴木雄介氏

「JJUGの年2回のコミュニティイベントはこのJavaDayよりも大規模です」と語る鈴木雄介氏

「なぜコミュニティなのか?」という問いに,鈴木氏は3つのポイントを挙げています。

現場のノウハウがわかる
現場のエンジニアが参加しているので,実際に困っていることがダイレクトで聞けます。
すごいエンジニアに会える
優れたエンジニアが多数参加。会ってすごさが体感できます。
学んだことを発信できる
学んだことをコミュニティでさまざまな形で還元でき,それがさらに学びになる。

⁠株⁠アットマークテクノ 代表取締役の實吉智裕氏は,Oracle IoT Cloud Serviceを利用したセキュアIoTゲートウェイによる,ドローンを使ったデモを行い,注目を集めました。

デモの概要を紹介する實吉智裕氏

デモの概要を紹介する實吉智裕氏

セキュアIoTゲートウェイのユニットには「SAM」という携帯電話のSIMに似た通信カードが入っており,その認証機能で機器を区別し,認証された操縦者のみがコントロールできるようになっています。

デモの模様

デモの模様

最後は,JavaDayではおなじみ,日本オラクルFusion Middleware事業統括本部シニアマネージャー 伊藤敬氏による,PepperとOracle Cloud Platformを使った通信デモです。

Pepperと手元のiPadの両方で撮った画像を,クラウドに保存して相互に表示できるというデモ

Pepperと手元のiPadの両方で撮った画像を,クラウドに保存して相互に表示できるというデモ

少しアクシデントもありましたが,なんとか無事画像が出ました。

少しアクシデントもありましたが,なんとか無事画像が出ました。

Java誕生21年を経て,コミュニティ活動,開発ベースとも上向きなJava,今後の発展はJava自体の進化をいかに時代の流れに合わせていくか,今回のJavaDayでも紹介された新機能やプラットフォーム対応の進み具合が気になります。

展示会場に設けられたグッズストアも相変わらず盛況です

展示会場に設けられたグッズストアも相変わらず盛況です

著者プロフィール

小坂浩史

gihyo.jp編集部 所属。最近では電子書籍の制作にも関わる。