レポート

アジアパシフィックのPyConユーザのつながりを感じた2日間「PyCon APAC 2019」レポート

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PyCon仲間との交流

PyCon参加の醍醐味はカンファレンスそのものだけでなく,そこに参加する人たちの交流にあると思っています。 カンファレンスの夜に他の参加者とお酒を酌み交わしながら,交流することは私にとってはとても楽しみなことの1つです。 また,私はビールが好きなので,せっかくPyConで普段訪れない場所に行ったのであれば,その地域のビールを飲みたいと考えています。 最近は世界的なクラフトビールブームもあり,ご当地クラフトビールが飲めることも楽しみの1つです。

PyCon APAC 1日目の夜は,スタッフとスピーカーのディナーに招待されたので,参加してきました。 イベントの主催者,ボランティアのみなさん,各国から集まったスピーカーで楽しく現地の料理をいただきました。 お酒がなくて,マンゴー,メロン,すいかシェイクしか選べないのは誤算でしたが…。

ディナーでの集合写真

ディナーでの集合写真

1日目のディナーの後は「ビールに行こうぜ!!」と声をかけて,歩いてすぐのビアラウンジSpektralへ移動しました。 25 TAP(25種類の生ビールが提供されていること)あり,国内や輸入もののさまざまなビールがあるいい感じのお店でした。 カウンターをPyCon APAC一行で占領して楽しくビールを飲みました。 私は2日目の発表の準備がまだ終わっていないこともあり,非常に残念なことに2杯飲んだところで店を後にしました。

Spektral Beer Loungeでビールを楽しむPyCon仲間たち

Spektral Beer Loungeでビールを楽しむPyCon仲間たち

カンファレンス2日目では日本から参加したメンバーで集まって写真を撮ったりしました。 ここで初めて会う人もいたりして面白い体験です。

PyCon APACのスピーカーに「Yohei Onishi」という日本人っぽい名前があり,会って話してみると日本出身の方でした。現在はシンガポールで働いているそうです。 Yoheiさんは飛行機の都合で2日目の夕方には移動する必要があるため,写真を撮りつつ「私がシンガポールに行ったときには,また会いましょう」という話をして別れました。

左がYohei Onishiさん

左がYohei Onishiさん

また,カンファレンス終了後に日本からの参加者で集まって写真を撮りました。 左から2人目のnobnovさん「Python mini Hack-a-thon 雪山合宿 2019」で初めて会ったのですが,そこでPyCon APACのことを知って参加したそうです。 中央のtaxfreeさんは完全に初対面。 話を聞いてみると「PyCon Kyushu in Okinawa 2019」のスタッフをやっていて,PyConに参加したことがないので体験するためにPyCon APACに来たそうです。 すごいガッツだなと思いました。

日本から来た

日本から来た

2日目の夜は,日本から参加したメンバーで一緒にディナーをしようということで,Sentro 1771というモダンなフィリピン料理で有名なお店に行きました。 いろいろな料理があっておいしかったですが,フィリピン料理はメニューの名前からはどういう料理かまったく想像できないものが多くて,注文が大変でした。

ガーリックステーキ,とてもおいしい

ガーリックステーキ,とてもおいしい

ディナーを食べた後は,台湾のNoah,韓国のYounggunなどに「私は日本メンバーとディナーに行くので,あとでここで飲もう」と伝えていたThe Perfect Pintに移動しました。 3,4人で飲んでいるかなーと思って行ってみたら,フィリピンのスタッフなどもいて15人くらいの大所帯で飲んでいてびっくりしました。 どこの国の人がいるか聞いてみると,フィリピン以外にも台湾,韓国,インドネシア,インド,タイと国際色豊かでまさにPyCon APACという感じの飲み会です。 飲んでいるときにインドの人に「日本のこいつ知っているか?」と写真を見せられたのですが,それがPyCon APAC 2018のときの写真で「日本人は全員知っているし,そもそもこの店選んだの私だから」という話をしました。世間は狭いと感じました(その写真は「PyCon APAC 2018 in Singapore」参加レポートの懇親会の写真と同じものです)⁠

気がつくとフィリピン勢は全員帰っており(まぁ,スタッフで疲れてますよね)⁠最後まで残ったメンバー(韓国,台湾,タイ,インド,日本)で写真を撮りました。 GREAT TIMES START HERE の文字を背景に,フィリピンでの出会いから新しいすてきなことがはじまりそうです。

GREAT TIMES START HERE

GREAT TIMES START HERE

フィリピンという国

おまけとしてフィリピン情報を少し書いておきます。 フィリピンに訪れるのは初めてでしたが,外務省の情報を見る限り危険度は以前よりも下がっているようです。 実際に今回私が滞在した場所はマニラの隣のマカティ市(Makati)という場所ですが,ここは高級住宅街や大きなショッピングモールがある場所で,かなり治安がいいなと感じました。 ホテルやショッピングモールに入るときにはガードマンがチェックして,中の安全をある程度確保しています。 じゃあ外はどうなのかと言うと,普通に夜遅い時間に現地の女性が一人でスマートフォン片手に歩いていたりするので,かなりこのエリアは安全だなと感じました。 私自身も飲んだ後タクシーが捕まらないので気をつけながら歩いてホテルまで帰りましたが,だいたい他にも人が歩いているのであまり危険を感じずに帰ることができました。

安全を確保するために,空港に入るだけで持ち物チェックの長い列があるのは予想外でした。 おかげで空港の中は安全が確保されていて,物売りとかがいないんですが,なかなか大変だなと感じました。

空港に入場するための長蛇の列

空港に入場するための長蛇の列

また,空港からホテル,ホテルからカンファレンス会場など,距離がある移動ではGrabを使用しました。初めてGrabを利用しましたが,とても便利でした。 現在地と行き先をスマートフォンのアプリ上で設定すれば近くのドライバーが来てくれて,目的地まで送ってくれます。 支払いもアプリ上のカード決済で済ませられるので,わずらわしい現金のやりともなくて非常に楽でした。

現地での通信にはSIM2Flyという,タイの会社が提供しているローミングのSIMを使用しました。 SIMフリーの端末であれば利用可能です。 マカティ市内では普通に4Gの電波を掴んでいたので快適でした。

まとめ

初めてのフィリピンでのPyCon APACは,私にとっても英語でのトーク,ブース出展など初めての体験がたくさんありました。

非常に疲れましたが,とても刺激的で楽しく2日間を過ごすことができました。 海外PyConへの参加は観光旅行とは違い,現地の人や世界中のPythonに興味のある人と出会えるチャンスです。 ぜひ,機会があれば海外のPyConにも参加してみてください。 また,日本で開催されるPyCon JPに海外から参加している人がいたら,ぜひ交流してもてなしてあげられるとよいなと思っています。

See you in PyCon anywhere!

PyCon APAC参加者の集合写真

PyCon APAC参加者の集合写真

著者プロフィール

鈴木たかのり(すずきたかのり)

一般社団法人PyCon JP,副代表理事,株式会社ビープラウド所属。

部内のサイトを作るためにZope/Ploneと出会い,その後必要にかられてPythonを使い始める。PyCon JPでは2011年1月のPyCon mini JPからスタッフとして活動し,2014年-2016年のPyCon JP座長。他の主な活動は,Pythonボルダリング部(#kabepy)部長,Python mini Hack-a-thon(#pyhack)主催など。

共著書に『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書(2018 翔泳社刊)』『Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版(2018 秀和システム刊)』『Pythonエンジニア ファーストブック(2017 技術評論社刊)』『いちばんやさしいPythonの教本(2017 インプレス刊)』などがある。

最近の楽しみはPython Boot Campの講師で訪れた土地で,現地のクラフトビールを飲むこと。2019年は世界各国のPyConでの発表に挑戦している。趣味は吹奏楽とボルダリングとレゴとペンシルパズル。

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